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写真でお届けする井上陽介の活動



渡辺香津美ジャズ回帰プロジェクト九州ツアー&関東の日々&ソルティッシュナイトvol12&ETC
(11月30日〜12月23日ー2008年)


11月30日より4日間、渡辺香津美さんのジャズ回帰プロジェクトのツアーで
九州に行きました。
ツアーの移動の初日の朝は早く
飛行場までの移動の間に朝日を見ることも少なくありません。
ミュージシャンの生活も楽ではないです!


11月30日は小倉の井筒屋にあるパステルホールにてコンサート。
この日は小倉にあるジャズ喫茶「ジャズストリート52」の40周年を記念してのもの。
ジャズ回帰DUOに加え山下洋輔さんも参加しての発奮の演奏でした。
終わってからのマスター、主催者、スタッフたちの会話に
ミュージシャンと気づいてきた信頼の重みが感じられました。


12月1日、長崎Tin pan alleyにて演奏。
僕自身、長崎市内を訪れるのは初めてでしたが情緒あふれるいいところです。
長崎といえば、カステラ!


12月2日は大分のブリックブロックにて演奏。
道中、立ち寄った別府湾を見渡す光景は圧巻でした。
海辺に広がる湾にそって上がる温泉の湯煙は幻想的です。


12月3日は大分の佐伯にある長陽会という介護施設にてコンサート。
ここはとてもバリアフリーな介護施設を目指していて開放的な雰囲気です。
ここのバレーボールチームは国体で優勝してしまうほどでもあり
とてもエネルギーにあふれた主催とスタッフとお客さんでコンサートも大いに盛り上がりました。
DUOなのに盛り上げてしまう香津美さんに改めて脱帽!


12月11日、横浜のJAZZISにて佐藤允彦さんとDUOでライブ。
佐藤さんは僕にとっては大恩人。
23歳の時に東京に出たばかりの僕をいろいろな仕事で使ってくれて
そのおかげで東京での仕事も軌道にのりだしました。
その後、僕がNYに渡ってからは、ご無沙汰となってしまいましたが
この日はJAZZISのマスターのはからいで、久しぶりの競演となりました。
ますます磨きがかかり衰えを知らない佐藤さんの音楽にたくさん刺激を受けました。
NYに行く前に佐藤さんに空手を習っていたことなど昔話にも花が咲きました。


12月13日、平塚のラスカホールにて渡辺香津美ジャズ回帰プロジェクトのコンサート。
この日はサックスの藤陵さんとフライドプライドのギターの横田明紀夫さんが加わって4人で。
クリスマスにちなんだメドレーもありの盛り上がりを見せたコンサートでした。
先のツアーで冗談で弾いていたバッハの無伴奏チェロソナタ1番のプレリュードを
面白そうだから、というだけの理由でやらされたのはちょっと大変でしたが。
ひっさびさに猛練習しました。


12月15,16日とピアノの新星、宮川純くんのデビューレコーディングに参加しました。
参加メンバーはドラムに大坂君(プロデュースも担当)、サックスに小池修さん
多田誠司さん、鈴木央史くん、トランペットの岡崎好朗くんなどなど豪華メンバー。
宮川君は現在21歳ですが、とても高いレベルのインタープレイも出来る
かつ、歌心もあり、さらにオルガンまで弾けてしまう
ちまたでは鍵盤王子とよばれているらしく
将来がとっても楽しみなアーティストです。
出来上がりも若いアーティストらしい新しい感性に富んだ内容となり
僕自身非常に刺激をうけたレコーディングでした。


宮川君のレコーディングが東京タワーのすぐ横のタワーサイドスタジオでした。
なので記念写真の王道、タワーをつまむわし。


12月18,19日と大阪のセントジェームスにて、田中武久トリオで演奏。
この日はCD発売記念ライブということでCD参加メンバーの大坂君も参加のトリオに。
田中さんは70代を過ぎたとは思えないほどエネルギッシュでみずみずしいプレイ。
ライブではさらにパワーがアップしていました。
生まれ故郷の大阪に帰ってこういうライブが出来ることをうれしく思います。
そしていつ見ても驚く大阪の町並み。でかい蟹。


12月23日はピアニスト塩谷哲のライフワークともいえるイベント
ソルティッシュナイトに初めて参加させてもらいました。
今年で12回目を迎えるイベントですが、
基本的にJポップのスターたちの饗宴という趣のもので
僕なんかが参加してもよいのかという不安がいっぱいでしたが
さすが歌で勝負、大多数の人を一瞬で酔わせることに命をかけている人達、
それはそれはすばらしく、こちらがどんどんと引き込まれていきました。
ベースとDUOのコーナーまで作ってくれて、ソルト、あんたいい人だよ。
ベースと絢香のハモリなど、ありえないシチュエーションだらけの夜でした。
もちろんいうまでもなく素晴らしい伴奏で歌い手を包み込むソルトのピアノは絶品。 そしてソルトを中心として各アーティストの世界がさまざまに彩られていく
日本の音楽界もここまで来たか、と感動と興奮のあっという間の3時間でした。


そして各方面から許可がおりたので謹んで載せさせていただきます。
ソルティッシュナイト参加者全員でのショット。
前方左からソルト、絢香、玉城千春、柴田淳
後方左からわし、田島貴夫、佐藤竹善。



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