Letter From Yosuke


2019年


1月29日|3月1日|3月30日|4月28日|5月30日|6月28日|7月31日|8月27日|9月29日|10月30日|11月30日|






12月30日

怒涛の12月が終わり、今年も終わろうとしています。
2019年も沢山の演奏の機会をいただき充実の時間を過ごさせていただきました。
毎年行われる佐藤竹善さんのクリスマスツアーも6年目を迎え、バンドとしての充実度が過去最高でした。
ユニットとして音楽をさまざまな角度から磨きをかけていく作業は何物にも替えがたい時間。
もちろんメンバーそれぞれの力量が問われることでもありますが、
それ以上に、音楽を良くしたいという情熱の渦がいい形で表現できることの大切さを学びます。

また自分のトリオのCDが発売となり、武本和大(p)濱田省吾(ds)という若いメンバーを率いての活動もこれまでに無いものでした。
As Wave follows Wave
アメリカの偉大な詩人、カールサンドバークの詩にもあるように
人は波のように常に新しい人材によって刷新されていく。
それはそれで素晴らしいこと。その事を若いミュージシャンと演奏する度に実感します。
ツアーも沢山行い、たくさんの人々に聞いていただき、新鮮な感動をお届けできたと思います。
まだまだ発展していくと思いますので今後とも僕のトリオに注目していてください。

大西順子さんのトリオとセクステットは、なぜこの稀代の女流ジャズピアニストがここまで注目を集め続けるのか、
その理由がよくわかる活動となりました。
もう長年、共演していますが、毎回、湧き出てくるアイデアは、
普通の人、特に日本人と言う人種には思いつかない、もしくは躊躇してしまうような事ばかり。
しかもそれを実現に向けてしまうエネルギーと努力は凄まじいものがあります。
リスナーにとってそんな物語はどうでも良い事かもしれませんが、
それがインパクトとして聞き手に伝わる力は天性のものと言わざるをえません。今後も楽しみです。

渡辺香津美さんのユニットも僕の演奏家としての限界まで引き出してくれる貴重なもの。
スターとしての実力と風格、そしてチャーミングな魅力あふれる人間が同居していて、
毎回、暖かい名画と言われる映画を観たような気分にさせてもらいます。
その他、さまざまな機会をいただき枚挙にいとまがありませんが、
佐山さんが残された言葉のように、全てが自分と言う人間を作り上げている実感がこのところ特に強くなってきました。
さらに年末になって人前で歌うと言うハプニングまで。
楽屋のライブでLet It Snowを歌ったのがきっかけでいろんなところでリードを取らせて頂きました。

とにかく驚きに満ちた2019年。
来る年がさらに良い年でありますよう。
それは皆様にとっても良い年でありますように。
音楽はどんな時代になっても人の心が反映されると確信しています。
一所懸命演奏しますので今後ともよろしくお願いします。







11月30日

11月も沢山の演奏の機会をいただきました。
どれも特筆すべき内容で、一期一会の機会に変わりはありません。
BBC Promでの挟間美帆さんのm-unitでの演奏、
そしてリーリトナーさん、デイブグルーシンさんとの共演は夢のようでした。
挟間美帆さんはその後、グラミー賞にもノミネートされていて
その特異な才能がいよいよ世界にも認められてきた感があります。
大西順子セクステットのライブレコーディングも
準備から本番まで、全28曲、そのうち新曲16 曲を3日間でライブで演奏するという挑戦度MAXなものでした。
僕は今回は3曲提供させていただきました。
こんな貴重な機会をいただきバンマス、スタッフ、そして素晴らしいミュージシャンに感謝いたします。
もちろん、連日満員のお客様には最大の感謝を!
また井上陽介トリオとしては初めての大きな舞台でありました川崎ジャズ2019に出演させていただきました。
ゲストにshihoを迎えて、トリオのメンバーの潜在能力を最大限に引き出してもらいました。
こちらも沢山のお客様に来ていただき、皆様に感謝の念がたえません。
メンバー、スタッフ、shihoちゃんもありがとう!
そして福岡のBar柑でのベースソロライブも僕にとっては大きな出来事でした。
いつもソロで演奏すると言う事は挑戦なのですが、
何か足りないと感じさせない、音楽として楽しめるものをなんとか演奏出来ないものかと試行錯誤の連続です。
そういった意味では手応えを感じるライブでした。
機会を与えていただいた柑の皆様、マニアックな内容にもかかわらず来ていただいた沢山のお客様に感謝です。
その他、日立のトリオのライブ、maikoさんのJZBratなどなど、書ききれないですが、
幸せに満ちた日々です。
道すがら時折見える紅葉がとても綺麗だったのが印象的でした。秋が短く感じますが美しい季節です。








10月30日

10月は新しい出会い、そして自然に翻弄された月でもありました。
小野リサさんとのライブハウスでの共演は初めてでしたが
存在感のある声と上品な語り口、そして内から湧き出るリズム感が素晴らしかったです。
今回はピアニストのジョナサン・カッツさんが音楽監督でしたが
普段のリサさんのライブよりもジャズ色が強く即興性も強いものだったそうです。
メンバーの皆さんも素晴らしい方ばかりで公演を重ねるごとに深い内容になっていきました。
また再演の機会があるといいなと願いします。

そして今勢いのある才女、挟間美帆さんのm-unitのメンバーとしてのツアーも刺激的でした。
こんなに前もって準備して譜面を読み解き、練習に費やしとことは今までないというくらい
エネルギーを注いだツアーは他にありません。
しかし、その価値が十分にある内容の彼女の音楽。
信じられないイマジネーションに脱帽です。
集められたメンバーもその譜面の理解力、技術、そして熱意の素晴らしい方ばかりでした。
こんな場所に呼んでいただけたことに感謝いたします。

そして井上陽介トリオのツアー第四弾。
今回は初めてのボディアンドソウルのライブも含めて5箇所。
浜松ハーミットドルフィン、高松スピークロー、宇部ボブ、鈴鹿どじはうすでした。
どの場所も熱意のあるお客様にたくさん来ていただき<BR> 各所がいかに普段から良い音楽を提供する場所かということを
来るお客さんが知っている、そんな信頼関係がとても印象的でした。
トリオも最後まで手を抜かない素晴らしいエネルギーのこもった演奏に
このトリオを結成してよかったと心から思えるツアーとなりました。

僕は人間として大変未熟で皆様に迷惑をかけることも多々ありますが、
音楽を演奏する事では少しはお役に立てている、そんなことを考える一月でした。







9月29日

夏もすっかり過ぎ去って秋になりました。
夏が過ぎてしまうと年末の姿が蜃気楼のように見えてきます。
今年は各地で災害に遭われた方が多く、心が痛みます。
1日でも早く日常を取り戻せることを祈っております。

9月はいつものライブに加え、新しい出会いの方々との演奏も多かったように思います。
それだけに色々と準備も時間をかけ、お互いの考えを共有していけることを目指しました。
その度に、人は人から一番多くのものを学ぶのだということを痛感します。
なるべく、心が固まってしまわないように柔軟に色々なことを受け止めて。
そして、決して人を見下げることなく、差別することなく心を開いて
音楽を奏でることを誓います。
これは音楽家としてどう生きるかを自分に問うものとして常にあります。
音楽家として仕事はたくさん引き受けるに越したことはないのですが、
基本姿勢を共有して心をつなぐ作業がしたいのです。
心の底から感動できる時間を生きていきたいです。

秋になり、様々なスポーツが咲き乱れて楽しませてくれます。
純粋な心を保つためにも多くの人間の活動に触れていきたいです。v





8月27日

今年の夏は涼しいスタートでしたがその後の猛暑が凄まじかったですね。
ようやく秋の気配も感じられるようになりました。
毎年、夏の暑さが更新されていく気がしますが
終わりに近くなると寂しいものです。

モーションブルーでの「New Stories」の発売記念ライブは
本当にたくさんのお客様のおかげで思い出に残る一夜となりました。
濱田くん、武本くんの若い二人の目を見張る成長も印象に残った方が多いと思います。
昨年夏から準備をしてリリースを迎え
全国をツアーして回ったトリオのプロジェクトですが
こうやって世に放たれてなんらかの証が残せたのは
僕の人生の中でも感慨深いものがあります。
諦めずに挑戦し続ける人生の極意みたいなものを教えていただきました。
それもこれも応援してくれる皆様のお陰と改めて感謝しております。
今後も活動は続きますのでどうぞよろしくお願いします。

8月は大きなコンサートが続きました。
ミューザ川崎での大西順子トリオ&セクステットの公演も
グループの活動を通して育んできた独自の音が花開いた音楽を
皆様にじっくりと聞いていただけて嬉しかったです。
そして渡辺香津美ジャズ回帰トリオの浦安、富山での公演は
10年目を迎えたグループならではの阿吽の呼吸が息づいていました。
激しい動きの中にも透徹した音の交わりがあります。
それは他では得難い音楽家ならではの喜びかもしれません。
そんな喜びも皆様にお伝えすることができればと日々精進しています。

今年の激しい前半のスケジュールが終わって少しホッとしています。
後半は緩やかなスタートとなり、その前に帰省、USJ、野球観戦など
少しリフレッシュできました。

いつもライブやコンサート中、後半に思うのですが
とても楽しみにしていた時間なのにもう終わってしまう、
その無常の時間の流れをどう捉えていいものか迷います。
それでも次の目標に向かって前進するしかないのですが
そもそも音楽も人生も終わりのない旅、答えのない旅なのかもしれません。
たとえエンディングが見えなくてもベストを尽くす行為そのもの
そこが本当に美しい部分なのかと。





7月31日

7月16日に無事誕生日を迎え55歳となりました。
この歳まで演奏出来る丈夫な身体に産み育ててくれた母には本当に感謝仕切れません。
7月15日はバースデイライブを御茶ノ水のナルで行わせていただき、
沢山のお客様(遠くからも!)そして素敵なミュージシャン達
(武本、はましょう、しゅん、好朗くん、ありがとう!)に囲まれて幸せな中演奏する事が出来ました。
皆さん、素晴らしい演奏をありがとう。また顔を見せてくれたミュージシャン達も沢山いて本当に嬉しかったです。
音楽家としてそれ以上のものがあるでしょうか。
今後とも怠ることなく精進してもっと良い音楽を奏でる決意ですのでよろしくお願いします。

さてご報告としては、この度、私、井上陽介は
ドラマー江藤良人くんがリーダーであるカラテチョップスのメンバーとしての活動を終え脱退させていただくこととなりました。
リーダーにも快諾していただきました。
2013年よりサキソフォニスト田中邦和氏と活動を共にしてきた稀に見るユニークなトリオ。
アルバムも2枚発表しライブも精力的に行い楽しかった日々が走馬灯のように思い出されます。
楽しい時間を本当にありがとう。また3人で演奏する機会も来ると思いますが、
例えるなら、ひとまず違う大陸にて違う目的地を目指すこととなりました。
今まで応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。

世の中はますます不安定になり、予測不能となっております。
だからこそ、時間を無駄にする事なく音楽活動に励んでいきたいと思います。
7月もたくさんの素敵な機会に恵まれました。
一つ一つが大切ないきた証です。
できることは限られていますが、その中でベストを尽くしていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。




6月28日

井上陽介トリオCD「New Stories」発売記念ツアー第四弾も無事に終了できました。
各地でお世話になった皆様、応援していただいた皆様、聞きに来ていただいた皆様、本当にありがとうございました。
ゲストで参加していただいた名雪さん、Tamieさんにも感謝です。
ツアーを通してトリオとしての著しい成長を感じました。
これにていったん予定していたツアーは終了ですがこれからも色々なところに行く予定を企画中です。
どうぞ引き続き応援よろしくお願いします。

色々なことが難しい時代となってきましたが
若い人を過ごすことによって沢山のエネルギーをもらえます。
頭も心も固くならないようにするにはこれが一番かもしれません。
そして彼らの未来のためにも少しでも架け橋となれるように。
未来ある若者が希望を持って音楽を演奏していける状況を作ろうと思います。

それにしても村上JAMは盛りだくさんのイベントでした。
各方面のメディアで取り上げられているので詳細はそちらに任せます。
そこに豪華なメンバーと共に参加させていただける不思議。
人生とはかくも不思議な旅なのか。
記念撮影で春樹さんの後ろに立ったおかげでどの新聞やメディアでも写り込んでしまいました。
意図したものではないんです。
記念撮影の時に春樹さんに喋りかけられ会話をしていたんです。
結果として親戚縁者は喜びましたが。




5月30日

春はどこへ?というくらい夏を思わせる気候になってきました。
世相を反映するかのように、気候も予期せぬ方向へ。

「New Stories」発売記念ツアーも第三弾まで終わりました。
今回は北越、東北を5箇所。
様々な方々の協力を得て、沢山のお客様にきていただきました。
本当にありがとうございました。
そしてトリオのメンバーも初めての長いツアー。
誠心誠意、ベストを尽くしてくれている様子に
年は違えども、とても素敵なメンバーに出会えたことに感謝です。
若さというのはそれだけで素晴らしい、とは誰の言葉だったか、
演奏ではキャリアがある方が良いと一般的には言われますが
若い魂の発露に感動を見ることもあるのだと改めて感じました。
そして今後もどんなふうに変化していくか未知数であるのも楽しみです。
何より、自分で演奏していてとても自然に物語を語れている感じが心地よいです。
今後も色々なところで演奏していくので、チャンスがあれば是非聞きにきていただきたいです。

クリスマス時期以外でも年に一度は共演する佐藤竹善さんとのコンサート。
ここではジャズミュージシャンである事以前に音楽家としての本質を問われます。
浜離宮朝日ホールで行われたコンサートに参加して
その事を再認識させられと同時に、とても良い時間を過ごせたことに
竹善さんの、そして共演した宮本貴奈さんの懐の深さを感じました。
お客様も素晴らしくて、ホールの音響も素晴らしくて
幸せとはこういうものなのだと、感じながらの演奏でした。

自分のツアーと並行して行われている大西順子セクステットのツアー。
高槻ジャズストリートでも大歓声を持って迎え入れていただき
西日本へのツアーでもバンドとしての大きな魅力を感じていただけたようです。
何と言っても、素晴らしい才能の集まり。
全員が音楽を俯瞰できて、しかも自分を埋もれさせることなく
各人の個性を最大限に発揮できるなんて信じられない奇跡です。
こういう風にまとめあげてしまうのもバンマスの底力なのだと尊敬します。
7月のツアーファイナルまでどこまで高みに行けるのか楽しみです。

さて、全く個人的な興味としてはアメリカのバスケットの行方が
ある意味、予想通りでもあり、予想外でもあることです。
どうなることやら。ワクワクが止まりません。
ワクワクとは幸せに生きる原点ですね。
僕も沢山ワクワクを与えることの出来る音楽家を目指します。




4月28日

CD「New Stories」のツアーが本格的に始まりました。
各地でたくさんの方々に聞いていただけと事をとても嬉しく思います。
大阪、名古屋、静岡、厚木、足利と演奏してこのトリオの確かな手応えを感じています。
歳の差があり、生徒達ということもあるのですが、一度ステージに上がって演奏が始まればそんなことは関係ありません。
ただ、そこには演奏する3人の音楽家の信頼関係のみで演奏をクリエイトしていくのみ。
その集中がとても心地よく、それでいて聴く方にも楽しみが伝わるなんて、ジャズは素敵な音楽です。
僕が先輩達から受けた恩恵はそんな事を感じさせてくれる機会をたくさんいただいた事。
それを後に続く人に伝える事が恩返しだと思っています。
まだまだツアーは続きますが、各地でたくさんの方に聞いていただける事を願っています。
各地でお世話になっているお店、スタッフの皆様ありがとうございます。
僕も初心に立ち戻って頑張ります。

並行して行われている大西順子セクステットも熱い。
各メンバーの個性が際立つ演奏とオリジナル達。
こんなユニークな活動をしているバンドは他にないかもしれません。
こちらもツアーで色々となところにいくので是非聞いていただきたいです。

世の中は様々な出来事が起こっています。
特に悲しい事が立て続けに起こっている日々、人々の心の中に悲しみと怒りが充満しています。
音楽が少しでも癒しと励ましとなりますように。
そして、さようなら平成。こんにちは令和。




3月30日

平成もあとわずかとなりました。
平成の象徴でもあったイチローの引退。
これほど一つの時代の終わりを感じたことはありません。
ものすごく追いかけていたわけではありませんが
元来、野球を観戦することはとても好きなので
日本からアメリカのメジャーリーグで活躍する選手たちは
少なからず応援していました。
ヤンキースタジアムで行われたマリナーズ対ヤンキースは
イチロー対ゴジラ松井ということで現地まで観戦に。
試合自体は比較的単調な試合でしたが
イチローのホームランをもぎ取る守備を生で見ることができて感激。
鍛え抜かれた身体と技で魅了するスポーツを十分堪能しました。
その中でも特別なイチロー。
一体いつまで現役なのか、と常に驚きをもって拝見していましたが
引き際も潔く、一人の人間だったのだと少し安心もしました。
示唆に富んだ会見も最後まで楽しませてもらいました。
すべてが特別な彼らしい受け答え。
今後の動向が気になるところです。

3月は久しぶりに沖縄に行く機会がありました。
辛島トリオで毎年のように訪れ、その後、縁あって
ボーカリストの安冨祖さんのプロデュースをする機会があり
沖縄での凱旋コンサートに行くなど
縁を感じる土地でもあります。
その安冨祖貴子さんとニューヨーク時代からの友人、知念くんにも
再会することができたり、懐かしい面々にも会うことが出来ました。
そして新しい出会いもあり、また行きたくなる魅力たっぷりの土地です。

そして楽しみにしていた5年ぶりのしおのやいだのツアーがありました。
ポップスとクラシックとジャズが絶妙なバランスで融合。
みなさん素晴らしい技量と情熱で取り組んで感銘を受けました。
そして何より全てを受け止めて自分の世界にしてしまうヤイコの
アーティストとしての懐の大きさを感じました。
バンマスのソルトくんもアレンジにピアノに歌に大活躍。
ブルーノートでのライブはCDとなるようでこちらも楽しみです。
それにしても自分の限界に挑戦する機会。まだまだ頑張らねば。

それに続いてアースシェイカーのマーシーさんとの共演も。
まさかMOREを共演できる日が来るとは。
オーガナイズしていただいたTSWさんに感謝です。

そして「New Stories」発売記念ツアーが始まり
大西順子さんのツアーもたくさんあります。
皆様に聞いていただけることこそ幸せです。
心を込めて、その時々を大切に演奏します。




3月1日

2月28日、渋谷のJZBratにて井上陽介CD「New Stories」の発売記念ライブが無事に終了しました。
たくさんのお客様に来ていただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
普段よく来ていただくお客様、時折来ていただく方、初めての方、懐かしい友人、生徒たち
関係者の方々、ありがとうございます。
ここでは全ての方の名前をあげることはできませんが
全てのメンバーにゆかりの深い国府弘子さん、山下伶さんにも来ていただきました。
そして村上春樹さんにも。
トリオとしても初のライブでしたが、生き生きとした演奏ができて良いスタートとなりました。
ある一日、一つのところに集まって僕たちが奏でるジャズを聞いてただくなんて奇跡ですね。
いろんな感情が混ざった大切な1日となりました。
お世話になったスタッフの皆様も本当にありがとうございました。
トリオはこの後、全国をツアーで回ります。
各地で皆様に聞いていただけるのを楽しみにしています。

2月も心に残る出来事や出会いがたくさん。
人生の時間を無駄にしないように感性豊かに生きていきたい。
一つ一つのことを大切に、していきたい。
演奏して聞いていただく方に、人生は素晴らしい時間の連続だと実感していただきたい。
そんな風に思います。





1月29日

新年が明けてはや1ヶ月。
時の流れの速さに争うことには諦めました。
1日が終わる時に、ああ、今日も大切な1日が終わってしまった。
明日もどんなことがあっても一瞬を大切に生きようと
そんな風に思う今日この頃です。

1月16日についにアルバムが発売になりました。
この世に生を受け、ミュージシャンを志し、
ジャズという音楽に出会いそれを生業として
幸運にもリーダーアルバムを作らせていただく機会に
9回も恵まれたことに奇跡を感じ
出会った人々すべてに感謝の念を抱く日々です。
今回のアルバムは新しい才能との出会いから生まれた
自分としてはまさに蘇生のドキュメントです。
ピアノの武本和大、ドラムの濱田省吾に感謝。
それも前回のアルバムが好評だったおかげでもあり
ここにも縁による人生の大河の繋がりを感じ
支えてくれている人々に感謝です。
発売して2週間ほどですがアマゾンでのランキングが一位になるなど
反響が大きくてとても嬉しく思っています。
出来るだけ沢山の人にこの新しいサウンドを届けられたらいいなと思っています。
これからCD発売記念ライブを各地で行いますので
お時間のある方は是非、生でもこのトリオのサウンドを聴きに来てください。

そして今年も色々な活動に呼んでいただいております。
大西順子さん、塩谷哲くん、渡辺香津美さんなどを始め
その他、素晴らしいミュージシャンとの共演ばかりなので
そちらの方も是非チェックして見てください。

あ、明けましておめでとうございます。


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