ジャズ
マイルス・デイビス「カインド・オブ・ブルー」
前にも何処かに書いたけど僕はこのアルバムの青く燃えるような感覚に
とても「ジャズ」にしかないものを感じてしまうんです。
車の中でこのCDを鳴らしながらマンハッタンを走ると
「なるほど」と納得してしまいました。
ジョン・コルトレーン「クレッセント」
スピリチュアルと言う言葉がぴったりのこのアルバム。音楽には「浸りこむ」楽しみというものがあると感じさせてくれる。
キース・ジャレット「スタンダーズVOL.1」
大学1年の時に学校の帰りにウォークマンで聞きながら歩いていると、そこに雪が降ってきたのにあまりにもぴったりだった。ジャズにもいろんな表現力があるものだと思った。
マイルス・デイビス「ポギー&べス」
ギルエバンスのアレンジが現曲を超えてしまった。サマータイムのアレンジときたらもうなにも言えない。
ジャコ・パストリアス「ジャコ・パストリアスの肖像」
ジャズベースと言うよりモダンベース全てを買えてしまった1枚。もう天才というより仕方がない。そもそも音楽というものは天才たちのものが究極には面白いのかも?
パットメセニー「Still Life」
数あるパットのアルバムの中でも曲作りや彼のギタープレイなどが最高にバランスのとれた作品。彼のグループの頂点とも言える作品。
ビル・エバンス「ワルツ・フォー・デビー」
ジャズというものがここまでリリカルになれるものかと感動した。そして40年も前にの作品とは思えないほどのインタープレイを展開する天才ベースプレイヤースコット・ラファロにはたまげた。ジャズはここからたいして進化していないのではと思ってしまう。
レイ・ブラウン「ベースヒット」
大御所のレイ・ブラウンですがショウビジネス的な要素が強いアルバムが多く「これが」と言ったものがなぜか少ない。けど音色、リズム、アイデア、センスなどそのベースプレイはベースプレイヤーなら誰でもひれ伏すしかない説得力を持っている。僕は何故か若いころに録音されたこのアルバムを良く聞いた。ピアノレスのビッグバンドという編成から、ベースプレイがたっぷりと堪能できる。しかも若さゆえかテクニックもシャープでより挑戦的なアイデアを駆使している。素晴らしいに尽きる。
チャールス・ミンガス「ミンガス・プレゼンツ・ミンガス」
怒れるベーシストと言われるミンガスの音楽は、時に混沌としていて敬遠されがちです。そのなかでも政治色などが表に出たこの作品は、ピアノレスと言うこともあってかなり硬派な内容です。しかしその間に垣間見せるリリシズムが、そしてある意味でバランスのとれたインタープレイがたまりません。特にグループコンセプトはCD「スピークアップ」を作るときに多いに参考にしました。
デイブ・ホランド「レイザーズ・エッジ」
僕の最も尊敬するベーシストデイブ・ホランドは現代ジャズ界の最高のプレイヤーの一人といってもいいでしょう。そしてベーシストという領域のみならず、グループのリーダー、作曲家という面でも優れた才能を発揮している点ではミンガスに通じる物があります。この作品は一連のピアノレスの中の一つですが、曲もプレイも素晴らしくしかも新しい感覚で、「スピークアップ」作る原点にもなった作品。
ジャズ以外のもの
スティービー・ワンダー「キー・オブ・ライフ」
出だしののっけのコーラスから金縛りにあったように聞いてしまった。この頃のポップスには今のようにコマーシャリズムに支配されていない自由さがあった。音楽性の高さにも驚くが、シンセサイザーがまだ出ていないころにこれだけ電子楽器を取り入れて暖かい音楽を創れるのもすごい。
随時追加していきます。