みなさんは花粉症は大丈夫でしたか?
僕は数年前に突然デビューして以来、4月になると涙と鼻水が止まらない日々が続きます。
今年は特に症状がひどくて、初めて病院に行って薬をもらいました。
どうやらスギではなくヒノキアレルギーらしいです。
それに加えての黄砂も大量に飛んできて症状が悪化したようです。
薬のおかげもあって4月の恒例となっている東京交響楽団とのコンサート中は
なんとか鼻水をたらさずにすみました。
そのコンサートはずっと佐山さんが手がけてきたものですが、
今回は武本和大くんを大抜擢。
ピアノパートはクラシックと読譜力とジャズの力量が試されるのですが
見事にやってのけてマエストロ秋山さんもご機嫌でした。
自分のトリオでの活動も充実。
先月ツアーのあった平倉初音さんのツアーファイナルも盛況。
さらにさまざまな素晴らしいミュージシャンとのセッションもあり。
また、作曲家の池頼広さんの手がけるアニメ「タイガーアンドバニー」の
ジャズライブもあり充実した音楽生活に感謝の日々です。
また、読書が趣味な僕としては川上未映子さんの「黄色い家」を読了。
川上未映子さんは以前、村上春樹さんと共にライブを聴きにきていただいた事もあり、
その後、村上JAMなどでも再会して
著作をわざわざ送っていただいたりしておりました。
今回はちゃんと購入させていただきましたが、
あまりの物語の吸引力に一気に読み終えてしまった感じです。
人の心の奥のヒダを言葉にできる作家の力はすごいと改めて思いました。
読んだことをツイートしたらご丁寧にリプをくださり感激しました。
その勢いで村上春樹さんの新作「街とその不確かな壁」も読んでおります。
読書は本当に脳内のあらゆるところを刺激して
自分の視野や感性を広げてくれますね。
先日読んだナヴァル・ラビカントの本にもとにかく読書は重要で
手当たり次第に読め、と書いてあったことを思い出しました。
ミュージシャンに当てはめると、とにかく聴け、ということですね。
5月からまたトリオのツアーが再開します。
皆様の心を少しでも豊かにできるように心を込めて演奏します。
ようやく寒さも和らいできて、着るものも心も軽くなってきました。
ライブの現場も徐々に活気を取り戻してきました。
ここからどうするか、それがミュージシャンたちに与えられた課題です。
コロナ禍で縮こまった人々の心を癒し、活力を与える本物の音楽を演奏するか。
そんなことを考えて魂を燃やして行きたいと思います。
今年も井上陽介トリオのツアーが始まりました。
過去3年間、コロナ禍に翻弄されながらも、
地道に良い演奏を追求し、
活動できる範囲で真剣に音楽に取り組んできたもの。
それを、聞く皆様には堅苦しくなく心から楽しんでもらえるように
磨きをかけてきた成果を今年は聞いていただきたいと思います。
ジャズという音楽の本質がどこにあるか。
それは人ぞれぞれだと思いますが
その場で即興的に物語を紡いでいく面白さと発見は
他のジャンルには無い楽しさだと思います。
3月は大阪、名古屋、大津、富士と伺い
沢山のお客様に来ていただきました。
ライブ会場に足を運んでもらえること。
皆様の心遣いに本当に感謝しております。
トリオも熱演でそれに応えることができたと思います。
今年はさらに一歩前進との心意気で
ツアータイトルも「One Step beyond」として
この先もツアーを敢行して行きます。
応援していただいているファンの方からノベルティとして
団扇とステッカーを作っていただきました。
こちらも大好評です。
みんなで楽しみを作っていく。
これに勝ることはありません。
そして新たな才能を世の中に紹介するべく
若きピアニスト、平倉初音さんのアルバム「Wheel Of Time」の
発売記念ライブも大好評でした。
各地で繰り広げられる熱演に多くの人々が感銘を受けたと思います。
久しぶりにアルトサキソフォンの盟友、池田篤くんとの
ガチンコの演奏も感動でした。
二人の歴史は語り尽くせませんが、
ニューヨークでも同じ時期にもがき続けた仲間です。
こうして元気で共演できることに感謝しております。
そして人気を博した連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」のツアーとコンサート。
作曲家の金子隆博さんに沢山参加の機会をいただき
一年たった今でも沢山の人々に愛されている番組だと改めて認識しました。
世良正則さん、城田優さん、濱田マリさんなどゲストも豪華。
オーケストラもとても素敵でした。
音楽と共に素晴らしいストーリーが蘇ってきました。
こちらもお越しいただいた皆様、ありがとうございました。
比較的穏やかなペースの2月でした。
が、しかし!トリオにとっては今年のピークが既に来てしまった!
なんとあの渡辺香津美さんがゲストに参加してのトリオのライブがサテンドールにて。
しかも僕たちのレパートリーの曲を演奏してしまうという。
もう、最高にかっこよくて痺れました。
香津美さん、本当にありがとうございます!
そして活動を続けてきたトリオのガッチリしたサウンドが確実なものと確信しました。
メンバーの武本、濱田両氏には感謝です。
沢山のお客様に来ていただきありがとうございました。
その後のお茶の水ナルでのライブも超満員で嬉しかったです。
こちらも大いに盛り上がったライブとなりました。
感謝感謝。
演奏活動が緩やかだったので、コンサートに出かける余裕も。
ブラッド・メルドー氏のソロコンサートを紀尾井ホールで聞きました。
ニューヨークにいた時にセッションで一緒になったり
ツアー先の空港で会ったりと面識もあるのですが
演奏家としてはとんでもない境地に達してしまいました。
まさにその道を追求し続けてきた者にしか出せない音。
無理する部分も気合いで押し通す部分も全くなく、
自然と湧き出るイマジネーションに忠実に
どちらかというと淡々と演奏。
しかし、音楽のいく先は変幻自在。
クールな印象とは裏腹にパッションあふれる内容でした。
大いに良い刺激を受けました。
今後の僕の音楽家人生にも大きな勇気をいただきました。
そして今年は新譜ラッシュになりそうです。
定期的に続けてきた素晴らしいピアニスト、
堀秀彰くんとのDUOのアルバムのレコーディングが終了しました。
まさにジャズの醍醐の丁々発止のインタープレイから
美しい繊細な世界までDUOならではの音楽です。
発売は秋頃の予定。
楽しみにしていてください!
スティーブ・ガッドさん、塩谷哲くんと収録した
銀座ヤマハ店のカフェにおけるリアルサウンドビューイングも
週末の閉店後に特別に見せていただきました。
まるでミュージシャンがそこで演奏しているかのような
近未来の世界。
期限が少し延長されましたのでまだ見ていない方は是非!
その他、大変楽しい演奏の現場に呼んでいただき
その度に、自分は恵まれている、と感謝の気持ちが溢れます。
これから聞きにきてくれる方々が夢中で過ごせるような
幸せを沢山運ぶような音楽を目指して演奏し続けますので
どうぞよろしくお願いします。
昨年よりは幾分落ち着いた新年です。
感染症の脅威は去ったわけではありませんが
世の中は、そして世界中が動き出しております。
来日ミュージシャンもジャンジャンくる感じですね。
今年の井上陽介トリオの活動も始動しました。
今年は一歩前進の年ということで
「One Step Beyond」とツアータイトルを決め
オリジナル曲も書きました。
既にライブで演奏をしていますが、これがとてもいい感じです。
その他、新レパートリーも増えて来ました。
ぜひ、各地で皆様に聞いていただきたいです。
僕も還暦一歩手前になりますが
まだまだ前進の気概を持って進んでいきます。
先日来日していたスティーブ・ガッドさんとも再会できました。
「また一緒に演奏しよう!」と力強く言ってもらえて天にも昇る気持ちです。
昨年夏に収録したヤマハサウンドヴューイングがいよいよ公開になります。
まずは銀座のヤマハにて2月8日から24日まで。
このトリオの演奏が記録に残せたことを本当に嬉しく思い、
また誇らしくも思います。
そしてそのスティーブさんも縁の深いマイケルブレッカートリビュートバンド
今年も体の芯から力を振り絞って演奏しました。
このレベルの音楽を作り上げ、演奏し、なおも発展させた彼の底力を思い知ります。
10年目でしたが、やっと少し余裕を持って楽しめるようになりました。
10年かかるんですね!
今年は録音に参加したアルバムのリリースが沢山あります。
もうCD発売、というのが微妙になって来ましたが、
一つの形となって皆様に聞いていただけるの何よりの喜びです。
昨年から続いていた『古澤巖×山本耕史コンサートDandyism Banquet』の全日程が終了しました。
誰も見たこともない聞いたこともない、あのメンバーだから出来る不思議な世界観をお楽しみいただけたかと思います。
みんなで意見を出し合ってどんどん進化していく様子は感動的でした。
手応えがあったのでシーズン2もあるかも知れません。その時は是非!
今年も浮き足立つことなく、地に足をつけて一歩ずつ歩んでいきたいと思います。
皆様、遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
昨年は大変貴重な体験を沢山させていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
皆様には沢山の応援をいただきありがとうございました。
今年もよろしくお願いします。
年末年始は比較的のんびりと過ごしました。
きっちりと紅白歌合戦、初詣、駅伝、書初め、とんねるずと堪能し
あっという間に休みは過ぎていきました。
どうしてお休みの日々はあっという間に終わってしまうのでしょうか?
ちなみにおみくじは小吉。
昨年は凶。それでも大変良い年でした。
ちなみに大吉を引いた年は割と災難がふりかかる年になるので
大吉は引かない方が良いようです。
というか、おみくじはあまり関係ないのかもしれません。
年始の初めのライブは自分の井上陽介トリオのライブでした。
正月に衝動的に生まれた新曲を早速試しなかなかいい感じに。
タイトルも今年の意気込み、一歩前進を表す「One Step Beyond」
と名付けました。
これは、今年もますます、自分の演奏と音楽と向き合う心意気でもあります。
ツアータイトルも「One Step Beyond」として
3月から6月まで全国を回ります。
状況はなかなか落ち着きませんが、音楽が皆様の心の栄養と
一歩前進の勇気を与えることができるように
心を込めて毎ライブ演奏したいと思います。
詳しくはスケジュールに随時更新していきますので
ぜひ、お近くの方は僕たちのトリオの音楽を体験してください。
また、他のプロジェクトも楽しみなものばかり。
そちらもぜひ楽しみにしていてくださいね。
では今年も一歩前進!よろしくお願いします。